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律「そうなんだよ、ただそれに自分で気づいてないだけさ。 だからもう少し素直になれよ」 梓「……」 律「…はぁ、頑固だねぇ」 紬「梓ちゃん…」 律「とりあえず今日はもう帰った方がいい、大分日も落ちてきたことだしな」 紬「…そうね、それじゃ梓ちゃん、もう帰りましょう」 梓「…はい」 律「…ま、梓自身のことだ。私達がとやかく言ったって、お前がそう思わないんじゃどうしようもない。 ただ私達みたいに性別も関係なく愛し合っている奴等がいるってことだけ覚えといてくれ」 梓「…わかりました」 律「ありがとう、それじゃまた明日」 紬「ばいばいりっちゃん」 梓「……」 紬「…それじゃ私達も帰ろっか?」 梓「…はい」 ―次の日 学校 梓「ふあああ…結局昨日は全然眠れなかったな…」 昨日寝る前に考えた結果、やっぱり私は唯先輩が好き…なんだと思う。 でも、律先輩やムギ先輩はその気持ちを隠すことなんかないって言ったたけど… やっぱり私は同性同士の恋愛に、偏見を拭いきれない。 これは私がおかしいのだろうか? …いや、きっと誰もおかしくなんかないんだ。 偏見を持っているのは、きっと私だけじゃない筈。 他にももっと、私よりも強い偏見を持っている人だっていっぱいいるだろう。 特に世間がそうだ。 最近はよくテレビなんかで同性同士の恋愛を許そうなんて謳ってるけど、 それでも世間一般化から見れば、まだまだ同性愛が受け入れられていないのは事実だ。 その証拠に、私は同性愛を快く思わないから。 なのに、自分は同性が好きだと堂々と言える律先輩やムギ先輩が、実は少しだけ羨ましく思える。 私も周りの目や風当たりを気にしないで、堂々と同性が好きだと宣言できれば、こんなにウジウジ悩む必要もないのだろう。 でもそれが出来ない私には、唯先輩を好きだと言う資格すらないのだ。 梓「はぁ…自己嫌悪…」 憂「おはよう梓ちゃん」 梓「あ、憂…」 憂「どうしたの? なんだか元気ないね」 梓「そ…そうかな…?」 憂「うん、眼の下に隈ができてるし…もしかして寝不足?」 梓「そ、そんなところかな…あはは…」 憂「そうなんだ…実は私も寝不足でさ…」 梓「え? 憂も?」 憂「うん、実は昨日の夜、お姉ちゃんと色々あってね…」 梓「色々?…!ま、まさか…! 唯先輩とにゃんにゃんしたの!?」 憂「えっ?…う、うん///」 梓「!!!」 梓「ど、どうして…?嫌じゃなかったの!?」 憂「うーん…まぁ最初は確かに嫌だったけどさ、お姉ちゃんがどうしてもっていうから、その…」 憂「…にゃんにゃんしちゃった///」 梓「そ…そんな…!」 唯『憂は優しいし、私のことをいつも大好きって言ってくれるから、きっとにゃんにゃんさせてくれるよ』 梓「…おかしいよ、こんなの絶対おかしい!!!」 憂「きゃっ!?急に大きな声出して、どうしたの梓ちゃん?」 梓「だって…唯先輩と憂は姉妹で女の子同士なんだよ!? そんなのおかしいじゃん常識的に考えて!異常だよ!」 憂「異常って…こんなこと女の子同士でしか出来ないよ! なら梓ちゃんは男の人とにゃんにゃんするっていうの!?」 梓「それは…わからないよ…いつかするのかもしれないし…」 憂「ふ~ん…私からしてみればそっちの方が異常だと思うけどね」 梓「私が…異常…?」 梓「私は…異常なんかじゃない!」 憂「異常だよそんなの!おかしいよ!」 梓「違う…異常じゃ…ない…」 憂「異常だよ!…気持ち悪い」 梓「!」 私は…気持ち悪いの…? 異常なのは私の方? 何が常識で、何が非常識なの? わからない…私にはわからない… わからない…わからない… 私には…わからない… 梓「う…うぅ…」ポロポロ 憂「あ、梓ちゃん…言いすぎたよ、ごめんなさい…」 唯「あずにゃんとにゃんにゃんしたいにゃん」 梓「唯先輩のことは好きだけど、女同士は気持ち悪いからいやにゃん」 紬「でも唯ちゃんが好きなのよね?」 梓「そうだけど…にゃん」 律「ならにゃんにゃんしちまえよ、私と澪はしてるぞ。なんたって愛し合ってるんだからな!」 澪「り、律…///」 梓「で、でもでも…同性愛者は異常だにゃん」 紬「そんなことないわ、異常だと思うから異常なのよ、自分の本当の気持ちに自信を持ちなさい」 梓「わかったにゃん…では、唯先輩…好きですにゃん!」 唯「嬉しいなぁ、ならにゃんにゃんしよう」 梓「はい」 紬「キマシタワー━━( ゜∀゜ )━(∀゜ )━(゜ )━( )━( ゜)━( ゜∀)━( ゜∀゜ )━!」←今ここ 梓「それじゃ唯先輩…眼を閉じてください」 唯「? こう?」 唯先輩がすっと眼を閉じた。 私はそんな無防備な顔をめがけ、ゆっくりと自分の顔を近づけていく。 勿論、目指すは唯先輩の唇だ。 とくん…とくん… 緊張のせいで、心臓の音がさっきから五月蠅い。 だってファーストキスなんだよ?緊張するに決まってるじゃん。 3cm、2cm、1cm、 徐々に私の唇は、ぷるんとした唯先輩の唇へと近づいていく。 そして、距離はミリ単位まで近づき、 梓「……ん…」 とうとう、お互いの唇が重なり合った。 瞬間、 どんっ! 梓「痛っ!」 急に唯先輩に突き飛ばされた私は、尻もちをついた。 何事かと思い、眼の前の唯先輩を見上げると、そこには涙目になった唯先輩が。 唯「あずにゃん…酷いよ…」 唯先輩はわなわなと震えている。 にゃんにゃんせずに、先にキスをしてしまったことを怒っているのだろうか? 梓「あ、安心して下さい!今からちゃんとにゃんにゃんしますから…」 唯「もういいよ!あずにゃんの馬鹿!知らない!」 そう吐き捨てた唯先輩は、走って部室を飛び出していった。 梓「…え? どういうこと?」 紬「梓ちゃん!唯ちゃんに何か酷いことを言ったの!?」 梓「い、いやいや!私は何も…」 律「ならどうして唯の奴泣いてたんだよ!?」 梓「わからないですよ!私はただキスをしただけです!」 紬「キスをしただけで泣く訳ないでしょ!?」 梓「本当なんです!信じて下さい!」 律「…わかった、とりあえずその話を信じるとしよう。 ならどうして唯は泣いてたんだ? 無理やりキスしたんじゃないのか?」 梓「無理やり…確かに無理やりかもしれません…」 紬「なんてことを…唯ちゃんの気持ちもお構いなしに…!」 梓「で、でもでも…私達はお互いに好きあってたんですよ!?ならキスなんて暗黙の了解みたいなものじゃないですか!」 律「まぁ…確かにそうかもな…」 紬「なら唯ちゃんはどうして…?」 澪「…なぁ、もしかして唯の言う好きと梓の言う好きは違ったんじゃないのか?」 紬「そ、そんな馬鹿な…なら唯ちゃんはどうして梓ちゃんとにゃんにゃんしたがってたの?」 律「そうだよ、それは梓のことが好きだからだろ?」 澪「うーん…まぁ確かにそうだけどさ…ならこういう考えはどうだ? 実はにゃんにゃん自体の意味も違ってたとか」 梓「にゃんにゃん自体の意味…?にゃんにゃんという言葉に複数の意味なんてあるんですか?」 澪「それはわからない、もしかしたら唯が何かのことをそう呼んでいるだけかもしれないしな」 紬「そんな…だとしたら…」 律「にゃんにゃんの本当の意味って…」 梓「一体…なんですか…?」 澪「さぁ…とりあえず唯に聞いてみたらどうだ?」 梓「それは出来ないですよ…唯先輩、かなり怒ってましたし」 澪「そうか…なら他ににゃんにゃんの意味を知ってる奴はいないのか?」 梓「うーん……あっ!一人いました!憂です!」 … がちゃっ 憂「失礼します」 梓「憂!ごめんね突然呼び出して…まだ学校に残ってくれていてよかったよ」 憂「梓ちゃん元気出たみたいだね、そういえばさっきは本当にごめんなさい…」 梓「あ、こちらこそごめんね…異常だなんて言ったりしてさ…」 憂「ううん、私のことはいいの。あんまり気にしてないからさ」 梓「憂…」 憂「梓ちゃん…」 紬「いいわねぇ…すごくいいわぁ…はぁはぁ……さて、仲直りも済んだことだしそろそろ本題に入ったらどう?」 梓「あ、そうですね…憂、実は聞きたいことがあるんだけど…」 憂「なーに?なんでも聞いて♪」 梓「それじゃ遠慮なく…にゃんにゃんについて教えてほしいんだけど…」 憂「!!ど、どうして…?」 梓「えっ?そ、それはその…憂が今朝言ってたのを聞いて気になったからだよ!」 憂「…あれ? 確かあの時は梓ちゃんから話を振ってきたんだよね? 私はてっきり、梓ちゃんは知ってるものだと思ってたよ」 梓「それは…ごめん!実は昨日、唯先輩ににゃんにゃんしてほしいって言われて、断ったら憂とやるって言ってたから、それで気になってさ…」 憂「あぁ…そうだったんだ。なら梓ちゃんが断らなければ、私はあんな恥ずかしいことをしないで済んだんだね…」 梓「は、恥ずかしいこと…?それって…どんなこと…?」 憂「それは…すごく恥ずかしいことだよ…///」 紬「まぁ…是非ともそれを見てみたいものだわ」 律「そうだな、見ないことには私達は何とも言えない訳だし」 憂「えっ!?あ、あれをやるんですか…? 今ここで…?」 律「そうだよ、早く早く~」 憂「うぅ…///」 澪「こら律、憂ちゃんが困ってるじゃないか。憂ちゃんも無理にやらなくたっていいぞ」 紬「でもそれを見ないことには、唯ちゃんの怒っている理由がわからないままよ?」 澪「うっ…確かにそうかも…でも流石に無理にやらせるのは…」 憂「…わかりました。私、にゃんにゃんさせていただきます!」 律「さっすが憂ちゃん!話がわかるねー!」 紬「よく決心してくれたわ♪」 澪「憂ちゃん…本当にいいのか?」 憂「はい…恥ずかしいですけど頑張ります!」 憂「……それじゃ、いきます!」 梓澪律紬「……ゴクリ」 憂「………あのー、決して笑わないでくださいね?」 梓澪律紬「……コクリ」 憂「それじゃ今度こそ…いきます!」 憂「ワンツースリー…にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃにゃん♪にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃん↑♪」 梓澪律紬「………」 憂「…終わりです」 梓澪律紬「………え?」 紬「…もう一度、いいかしら?」 憂「えっ!?…わかりました、では…」 憂「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃにゃん♪にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃん↑♪」 律「…もっと」 憂「…はい、にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃにゃん♪にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃん↑♪」 律「もっと!」 憂「はい!にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃにゃん♪にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃん↑♪」 律「もっとー!!!」 憂「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃにゃん♪にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃん…」 律「にゃんにゃんうるせーよ!!!」 憂「にゃっ!?」ビクッ 梓「…え?これがにゃんにゃんの正体なの?」 憂「…うん、恥ずかしいでしょ…」 梓「あ、あはは…そうだね…」 私達が知りたがっていたにゃんにゃんの正体。 それは頭の上で、手で猫耳を作り、ひたすらにゃんにゃんと言いながら左右にステップを踏むという、 ただの恥ずかしい踊りだったのだ。 大体、急ににゃんにゃんしようとか言われたら、誰だって普通はあっちのにゃんにゃんを思い浮かべるだろう。 こんな踊り、誰だって知ってる訳ないじゃん。 憂「お姉ちゃんは…少し変わってるから。でもにゃんにゃんする時のお姉ちゃん、すごく可愛いの♪」 …あぁそうか。異常なのは私でもなく、律先輩やムギ先輩でもない。 …唯先輩だったんだ。 おしまい ――エピローグ? 唯「はぁ…」 私は部室の前でため息をついた。 あずにゃんに私のファーストキスを奪われてから早数日、 私はあずにゃんと顔を合わせるのが気まずくて、ずっと部活を無断欠席していた。 唯「…でも、いつまでも休んでいる訳にはいかないよね」 これからも、あずにゃんとは同じギター同士として、色々と力を合わせなくてはいけないこともあるだろう。 その時の為にも、いつまでもこんな状態じゃいけない。早く仲直りしなくては。 そう決心した私は今、こうして部室の前に立っているという訳だ。 唯「みんな無断欠席したこと怒ってるかな…?」 特にりっちゃん、彼女は部長だし、いい加減な所はとことんいい加減だが、しっかりしている所は嫌にしっかりしている。 それに澪ちゃん、彼女こそ秩序や規制の塊みたいなものだから、きっと入ったらすぐにげんこつをされるんだろうな。 あとムギちゃん、彼女は笑って許してくれそう。 最後に一番問題なのがあずにゃん。 私は彼女ににゃんにゃんしようと誘っただけなのに、まさか唇を奪われるとは思っていなかった。 そのことはすごいショックだったが、何よりも一番ショックだったのは、彼女は私に惚れていたということだ。 私は普段から、スキンシップのつもりで抱きついていたのに、あずにゃんにとってそれは、スキンシップ以上のものだと思っていたんだろうか。 だから彼女に私が惚れていると、勘違いさせるようになってしまったんだろう。 そう思うと、今までの彼女に対する自分の行動を全て否定したくなる。 だって私は、同性愛というものが世界で一番醜くて、汚らわしいものだと思っているからだ。 わいわいきゃっきゃっ ドアの向こうから部員達の楽しそうな声が聞こえる。 何も知らなかったあの頃、私もあの声に交じって楽しく騒いだものだ。 だがきっと、これからの部活動であの声達に私の声が混ざることはないだろう。 それは、全てを知ってしまった今、私はこの部を素直に楽しむことなど出来ないからだ。 あぁ…出来ることなら、何も知らなかったあの頃に戻りたい。 そしてあずにゃんに抱きつくという馬鹿な行為を二度と繰り返さず、 笑顔のまま楽しい三年間を送りたい。 でも歴史は変えられない、これは成るべくしてなったことだから。 もう悔やんだところで全てが遅いのだ。 唯「…なら変えてやればいい」 私の過ごしやすいように、また笑顔で部室に通えるように、 …私は中野梓を退部させる。 to be continued! 戻る
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唯「あ……」 梓「……みゃーん」 唯「猫……?」 梓「にゃー」 唯「……? えへっ、こっちおいで!」 梓「にゃー」 唯「おいでおいでー……」 梓「にゃ」 唯「えいっ、つかまえた!」ダキッ 梓「にゃああー」 唯「わぁ、可愛い子」 唯「首輪してないねー、捨て猫かな? んーもうすぐ雨ふりそうだしうちくる?」 梓「にゃあお」 唯「可愛いなぁ……」ナデナデ 家 憂「め! 捨ててきて!」 唯「えー……可哀想だよぉ」 梓「……」 憂「でもうちで猫?を飼うなんて……」 梓「にゃあお」 唯「子猫さんだよ? こんな寒空に下放っておいたら死んじゃうよ」 憂「うーん……じゃあ明日晴れたらもとのとこ戻してきてね?」 唯「えー」 憂「わがままいわないでお姉ちゃん」 唯「かわいいのにねぇ? ねー♪」ギュウ 梓「……?」 憂「あれ、ていうかそれ、猫じゃなくてアズニャンじゃない?」 唯「え? んー、そういえば猫じゃないね」 唯「あずにゃんか、そっかそっか」 梓「?」 唯「あずにゃ~ん♪」ナデナデ 梓「?」 憂「そもそもアズニャンって飼ってよかったんだっけ?」 唯「だめなの?」 憂「うーん……なんかニュースでやってたような」 唯「でもでも、今日捨てるのはだめ。雨降ってきたし」 憂「うん……でも約束だよ? 絶対明日には捨ててきてね?」 唯「……うん」 唯「とりあえず私の部屋いこうね!」 梓「にゃあ」 部屋 唯「わーいあずにゃん高いたかーい」 梓「にゃあお」 唯「うふふ、喜んでる喜んでる」 梓「ふしゃあ」 唯「あ、そうだミルクあげよっかな」 唯「その前にお風呂?」 梓「……」プルプル 唯「ん? どうしたのあずにゃん、ぷるぷる……」 梓「…………」ホッ チョロチョロチョロチョロ 唯「うわー! うわあああ! な、ななな!」 唯「ギャー」 …… 唯「こらっ」 梓「?」 唯「えっとえっと……めっ!」 梓「?」 憂「お姉ちゃん、わかってないよ、まだ子猫でしょ?」 唯「……むぅ」 憂「とりあえずお風呂はいって」 唯「うん。ほらあずにゃんいくよー。こっちだよー」 梓「?」トコトコ 唯「あはは、着いて来る着いて来る。かわいー」 憂「ミルクあっためて待ってるね」 唯「うん!」 風呂場 唯「よいしょ」 梓「?」 唯「お風呂だよー」 梓「にゃぁ」 唯「暖かいよ……はい、シャワーかけるからねー」 シャー…… 梓「!? ふぎゃあああ!!!」ジタバタ 唯「えっ!? ちょ、暴れないで!!」 梓「にゃぎゃあああああ!!」ジタバタ ガリガリ 唯「ぎゃあああっ、ごめんなさいごめんなさいあずにゃんやめてー」 梓「ふしゃああああああ!!」ガリガリ ガリガリ 唯「とめる! とめるからひっかかないでっ!!」キュッ 梓「……にゃお」 唯「……ごめんね。お水嫌いだった?」 梓「……」ブルブル 唯「どうしよう……これじゃ体洗えないよ」 梓「……にゃあ」 唯「とりあえず私洗うから外でまってる?」 梓「にゃあ?」 ヒョコ 唯「えっ、膝の上がいいの?」 梓「にゃあ」 唯「でもそこにいるとまたお湯かかっちゃうよ?」 梓「?」 唯「はぁ……タオルかなんかで拭くしかないか」 梓「♪」 …… 唯「ごしごし」 唯「ごしごし」 梓「……ふぁ」 唯「大丈夫だね。暴れちゃやだよ?」 梓「にゃあ」グー 唯「お腹すいたんだね。あがったらミルクあげるからねー」 梓「にゃあおお」 唯「ん? どしたの?」 梓「あむ♪」チュウウ 唯「ふぇ!? あ、あずにゃん……それは……う」 梓「ちうちう」 唯「だ、だめだよぉ! やめてやめて! んっ……わ、私ママさん猫じゃないから……」 梓「♪」チュゥゥゥ 唯「でませんでません!」 梓「?」 唯「でーなーい!」 梓「? にゃあ!!」ペシペシ 唯「こらっ! 人の胸に文句付けるんじゃありません!」 梓「にゃああ!!」ペシペシ 唯「もーーー!!」 梓「にゃううう!!」チューチューチュー 唯「やだぁもう!! あずにゃん!!!!」 ガラガラ 憂「お姉ちゃんなんかあっ……あ」 唯「うぅ……みないでぇ。てか入ってこないでよぉ」 憂「ご、ごめん……なんかおっきい声がしたから」 唯「えーん、あずにゃんひきはがすの手伝って」 憂「うん……手伝う」 リビング 唯「ふー、さっぱりしたー。いいお湯でした。憂、あずにゃんは?」 憂「ミルク飲んだあとソファーで寝てるよ」 唯「お、どれどれ」 梓「スゥ、スゥ」 唯「うひー、可愛いねぇ。天使だね」 憂「うん、まぁ……可愛いけど」 唯「どうしたの?」 憂「やっぱりアズニャンを飼うのは無理だよ。世話が難しいし……」 唯「えー、なんとかするよ」 憂「あんまりなつかないかもしれないし」 唯「そうかなー? いい子だよ?」 憂「どこが。ひっかくし、おしっこそこら中でするし」 唯「あ、私がお風呂入りなおしてる間にまた漏らしたんだ」 唯「もー、おトイレもしつけないとね」 憂「本気!?」 唯「だって雨しばらくつづくみたいだし」 憂「……そうだけど」 唯「憂だってそこらかしこでおしっこされたら困るでしょ?」 憂「でも……あんまりここの生活に慣れるといざ捨てる時が」 唯「…………」 憂「お姉ちゃん。今晩じっくり考えてみて?」 唯「憂は反対なんだ」 憂「うん。お姉ちゃん、きっと後悔するとおもう……だから」 唯「……憂がそういうなら」 梓「スゥ、スゥ」 唯(……こんなに可愛いのに) 部屋 唯「よし、あずにゃんもクッションの上に移したし」 唯「日記かこう! あずにゃん日記」 唯「えーっと」 今日私は、あずにゃんという天使に出会いました。 とってもかわいいかわいい子猫さんです。 天気が回復するまでしばらくウチで飼ってみることにしました。 あずにゃんはミルクを飲んですぐに寝ました。 唯「あ、あれ……もっといろいろ書きたいのに」 唯「……まぁいっか!」 唯「今日はとっても楽しかったね」 唯「明日はもーっと楽しくなるよね」 唯「ね、あずにゃん♪」 翌朝 唯「雨かー……えへ」 梓「にゃあ?」 唯「雨だったらね! あずにゃんとお別れせずにすむんだよ」 梓「?」 唯「わかんないか」 梓「にゃあ」 唯「よしよし今日も可愛いね。今日はボール遊びしようね」 梓「にゃあ!」 唯「はぁああん、もう私メロメロ~」ギュウウ 梓「ふにゃ!?」 唯「えへ~あずにゃん♪」スリスリ 梓「みゃおう」 唯「ん……あれ、昨日よりなんかおっきくなってない? 重たいような……」 唯「ねー憂ー、あずにゃんがなんかさー」 憂「……うん」 唯「……んー、まぁいっか」 梓「にゃあ♪」 唯「にゃあ~」ナデナデ あずにゃん日記その2 あずにゃんがたった一日で重くなってる。 すこし成長したのかな。昨日はティッシュ箱くらいの大きさしかなかったのに・・・ でも相変わらず可愛い♪♪♪ ボール遊びが気に入ったみたい。ずっとボールをぺしぺししていた。 雨はやみそうにない。 唯「はーいあずにゃん高い高……うぐ、重……」 梓「みゃあ♪」 唯「もっとしてほしい?」 梓「もっと!」 唯「!?」 梓「もっと!」 唯「えっ、ちょ、憂ー!!」 憂「なにお姉ちゃん」 唯「あずにゃんがしゃべった……」 憂「えっ」 唯「しゃべったよ今」 憂「何言ってるのお姉ちゃん。その子はアズニャンなんだからそりゃ成長するにしたがって喋るようになるでしょ」 唯「……そ、そうだっけ」 梓「……もっと」 あずにゃん日記その3 あずにゃんは喋るらしい! すごいよ! 私全然なにもしらなかった! 今日だけで『もっと』『ごはん』『いや』って言った。 これからあずにゃんとおしゃべりできるのかなぁ。 でもなんだか言いようもない不安があったりなかったりする。 ちなみにあずにゃんは晩ご飯をたべたあとずっと寝てる。 雨はまだやみそうにない・・・ 唯「ふー、日記三日目終了!」 唯「……あずにゃん、不思議な子」 唯「えへへ、でも可愛いからどうでもいいや」 唯「今日はとっても楽しかったね」 唯「明日はもーっと楽しくなるよね」 唯「ね、あずにゃん♪」 …… 唯「あー……今日も雨かー」 唯「さすがにこうお天気悪い日がつづくと……」 梓「にゃあ、あめ」 唯「あめだねー……あっ、雨って言った」 梓「にゃあ」 唯「むむ、またおっきくなってる」 梓「?」 唯「あずにゃんはどこまで大きくなるの? いくらなんでも成長期すぎるよ」 梓「???」 唯「んー、ボール遊びする?」 梓「ボール、する」 唯「ほいっと、それー」コロコロ 梓「にゃんにゃん!」 3
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※表情を想像して読んでください 唯「あずにゃん好き」 梓「えへへ」 唯「やっぱりあずにゃん嫌い」 梓「!?」 梓「えっ…」 唯「嘘嘘、あずにゃん好きー」 梓「えへへ」 唯「でもやっぱりあずにゃんすぐ怒るから嫌い」 梓「!?」 梓「そんな事…」 唯「嘘嘘、あずにゃんはちゃんと私の事を想ってるから怒ってくれてるんだよね」 唯「私の事をちゃんと見てくれてるあずにゃん、やっぱり好きー」 梓「えへへ」 唯「でも私を見てくれてるはずなのにスキンシップを許してくれないあずにゃん…」 唯「やっぱり嫌い」 梓「!?」 梓「だってそれは…」 唯「嘘嘘、だってあずにゃんは皆の前でスキンシップされるのが恥ずかしくて嫌なんだもんね」 唯「それでも受け入れてくれるあずにゃん、やっぱり好き」 梓「えへへ」 唯「(どうしよう…さっきからあずにゃんの表情がころころ変わって可愛いよ)」 唯「(次は何て言おうかな…)」 梓「あの唯先輩」 唯「ん?」 梓「唯先輩はさっきから色々言ってますけど結局私の事をどう想ってるんですか?」 梓「は、はっきり言ってください」 梓「わ、私は唯先輩の事が大好きです///」 唯「……」 唯「……」 唯「///」 唯「大好きだよ」 梓「えっ///」 唯「平沢唯は中野梓の事が大大好きだよ!!」 梓「///」 唯「あずにゃん大好き///」 唯「あずにゃん大好きー」 梓「えへへ」 終わり かわゆいあず///// -- (鯖猫) 2012-06-08 02 30 18 表情変幻! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 04 18 23 他のssでもそうだけど、これは、一段と表情が読み取りやすい -- (名無しさん) 2014-04-24 06 21 15 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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にゃん湖 行ける条件つりぐしょっぷの店番にゃんころから聞く たからばこから宝の地図を入手する? 釣り勝負に勝利する? 釣れるもの 不思議な種を植えると入手できるもの
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1 2 3 澪「あずにゃん!」 2010/05/12 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273659310/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 真面目な澪が暴走すると面白い -- (名無しさん) 2020-10-15 08 50 48 あずにゃんは澪ちゃんにギャップ萌えを感じているんだろうね -- (名無しさん) 2012-03-25 12 05 23 澪の夢の内容で俺の妄想が爆発した -- (名無しさん) 2012-03-25 05 41 58 澪可愛いがこのあずにゃんうざにゃん -- (名無しさん) 2012-02-27 22 51 31 気安く呼ぶなとか何様だよ、と普通はなるよね まあ可愛いからどうでもいいけど -- (名無しさん) 2011-12-05 20 49 25 ↓なに言ってんだ...??この終わり方がまたいいんじゃないか。 澪が可愛すぎる!! -- (名無しさん) 2011-11-28 20 07 54 空回りしながらも何とかいい感じで収まりそうだったのに……後味、悪 -- (名無しさん) 2011-11-14 16 04 03 何か澪可愛いwwww -- (名無しさん) 2011-11-14 12 55 52 気安く呼ばないでは無いよ -- (名無しさん) 2011-02-05 00 15 53 澪ちゃんwいいキャラしてるね -- (名無しさん) 2011-01-23 17 41 49
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山の里ぉ~ 山の里ぉに到着です 唯 「着いたよ! あずにゃん」 梓 「はい」 唯 「あそこにトイレがあるよ 走ろっ」 梓 「はっ、はい」 唯 「あずにゃん、頑張れ」 唯 「間に合ってよかったね」 梓 「よかったです」 唯 「静かな駅だね」 梓 「ここ、無人駅です」 ぐぅ~ 唯 「おなかすいたね」 梓 「駅の外におそば屋さんが見えます」 唯 「あそこで、食べよっか」 梓 「はい」 唯 「あっ、でももう財布からっぽだ……」 梓 「大丈夫です。あずさ、お金持ってますよ」 唯 「ほんとに!」 梓 「はい、お兄ちゃんみたいに無駄遣いしませんから」 唯 「いくら持ってるの?」 梓 「100円玉5枚です。うまい棒いっぱい買えます」 唯 「あずにゃん、うまい棒好きだもんね」 梓 「はい」 唯 「となりのコンビニで小さいお弁当買おっか」 唯 「駅で食べるお弁当、おいしいね」 梓 「はい。おいしいです」 唯 「あずにゃん、いっぱい食べていいからね」 梓 「タマゴ焼きおいしい」 唯 「うん」 梓 「お兄ちゃんには梅干しあげます」 唯 「あずにゃん、梅干しきらいなの?」 梓 「そっ、そんなことないですよ!」 唯 「じゃあ、梅干しいただきまーす」 にゃあ 梓 「ネコです」 唯 「野らかなぁ」 にゃ~ん 唯 「そっか、おなかすいてるんだ」 梓 「分けてあげましょう」 唯 「あずにゃん、優しいね」 唯 「ごちそうさま~♪」 梓 「ごちそうさまでした」 1番線に電車が参りま~す 唯 「電車、来たよ」 梓 「にゃんこ、ばいばい」 にゃあ~ ガタンゴトン ゴトンガタン 梓 「パパの駅はまだですか?」 唯 「う~ん……もうちょっとかな」 梓 「もうちょっとってどのくらいですか?」 唯 「次の次の次くらいの駅だよ」 梓 「つぎのつぎのつぎ」 唯 「そうだよ」 ガタンゴトン ゴトンガタン ガタンゴトン ゴトンガタン 梓 「あずさ、気になってることがあります」 唯 「どうしたの? あずにゃん」 梓 「宇宙はどこまで続いてるんですか?」 唯 「さあ、どこまでなんだろうねぇ」 梓 「お布団に入るとそれが心配で眠れないんです」 唯 「あずにゃんが、心配しなくていいんだよ♪」 ガタンゴトン ゴトンガタン ガタンゴトン ゴトンガタン 梓 「もうひとつ、気になってることがあります」 唯 「なに? あずにゃん」 梓 「みんな、死んだらどうなるんですか?」 唯 「さあ……どうなるんだろうね」 ゴーゴーゴー 唯 「あっ、最後のトンネルに入ったよ」 梓 「すごいです。 真っ暗です!」 ゴーゴーゴー 梓 「電燈が弓矢みたいに飛んでいきます」 唯 「ほんとだ、面白いね」 梓 「窓にあずさたちの顔映ってます」 唯 「窓に映ってるわたしたち、仲良しさんだね」 梓 「はい――でもトンネル長いです」 唯 「5分くらいだったかな」 梓 「トンネル、ほんとに出口あるんですか?」 唯 「だいじょうぶ♪ もうすぐだよ」 梓 「トンネル抜けました!」 ガタンゴトン ゴトンガタン 唯 「ねっ」 次はしおみ町、しおみ町ぃ~ 終点です 唯 「着いたよ、あずにゃん」 梓 「長かったですね」 唯 「あずにゃん、ドアとホームの間、空いてるから気をつけてね」 梓 「はい――さっちゃんはねっ♪ さっちこってゆ~んだ ほんとはねっ♪」 唯 (あずにゃん、ご機嫌だなぁ) 梓 「だけどちっちゃいか~ら ふふんふ ふん ふんふん……」 唯 (歌詞覚えてないんだ……かわいい) 唯 「改札通るから切符持った?」 梓 「はい」 唯 「……あれっ!?」 梓 「どうしたんですか」 唯 「わたしの切符がない!」 梓 「どうしよう、どうしよう」 唯 「どこかに落としたのかなぁ」 梓 「困った、困った」 唯 「大丈夫だよ! 駅員さんに説明すれば」 梓 「本当ですか」 唯 「たぶん……」 唯 「だから、そのぅ、ボクがどこかで切符落としたみたいで……」 駅員 「はぁ」 (弱ったなぁ) 唯 「その、だから、えーとボクは……」 駅員 (自分のことボクとか言って変な子だな) 唯 「だから、ボクはちゃんと切符は買ってて」 駅員 「できれば、料金を払ってくれないかな」 唯 「そんなぁ……」 梓 「お兄ちゃんをいじめるな!」 駅員 「 !? 」 梓 「お兄ちゃん、ちゃんと切符買いました! あずさ、知ってます!」 駅員 「お兄ちゃんって……別に疑ってるわけじゃ」 梓 「ウソです! お兄ちゃんをいじめるヤツ、悪者です!」 唯 「あずにゃん……」 駅員 「こっちは、料金を払えばいいって言ってるんだから」 梓 「いじめるな! えいっ! えいっ! えいっ!」 駅員 「痛っ、ちょっとおい」 唯 「あずにゃん、そんなことしちゃ……」 梓 「うあああああああああああああああああああああん」 駅員 (そんな大声で泣くなよ。うるさいなぁ) 梓 「ああああああああああああああああああああああああ」 梓 「ああああああああああああああああああああ」 駅員 「わっかたから、もう改札通っていいよ」 唯 「はい」 駅員 「今度同じことがあったら絶対、払ってもらうからね」 唯 「はい、ごめんなさい」 梓 「ああああああん うああああああああああああああ」 駅員 「絶対だからね」 唯 「あずにゃん……行こう……」 梓 「あああああああああああああああああああん」 唯 「よしよし」 … 梓 「ひくっ、ひぅ……ひぅっ」 唯 「もうすぐ着くよ。あずにゃん」 梓 「もう……ひくっ……すぐですか」 唯 「まだ、歩ける?」 梓 「へっちゃらです」 唯 「あの坂をのぼったらだよ」 梓 「坂の向こうに、パパがいるんですか?」 唯 「そうだよ」 梓 「坂、長いです。ずっと続いてます」 梓 「いち、にっ」 唯 「さん、しっ」 梓 「よいこらしょっ」 唯 「はあ~、もうちょっとだね♪」 梓 「はい――あっ! この匂い!」 テテテテテテッ 唯 「走ったら危ないよ♪」 梓 「海です!」 ザブ~ン ざぁざぁ 梓 「カモメもいます!」 唯 「あずにゃん、待ってよぉ」 梓 「お兄ちゃん、はやくっ、海ですよ!」 唯 「広いね」 梓 「波です! 誰もいません」 唯 「ちょっと、砂浜、歩こう」 梓 「足元、ざくさく言ってます」 唯 「裸足になると気持ちいよ」 梓 「くすぐったいです」 唯 「足の指に入ってくるね」 梓 「あそこに、ビン落ちてますよ」 唯 「あずにゃんは見つけるのうまいね」 梓 「緑のビン、きらきらきれいです」 唯 「疲れたね。ちょっと座ろう」 梓 「ひざで抱っこしてください」 唯 「ほらっ、おいで」 ザブ~ン ざぁざぁ 梓 「パパ、どこにいるんですか?」 唯 「きっと、あの海のずっとむこうだよ」 梓 「あの夕日が沈んでるところですか」 唯 「そうだよ」 梓 「遠いです」 唯 「だからビンに書類いれて送ってあげようね」 梓 「はい」 梓 「イヌの絵も折りツルも入れます」 ザブ~ン ざぁざぁ 梓 「じゃあね、ばいばい」 唯 「ばいばい」 梓 「ちゃんと届けてください、お願いです」 ザブ~ン ざぁざぁ 唯 「あずにゃん、こっちおいで」 梓 「ちょっと寒くなってきました」 唯 「でも、あずにゃんがいれば、わたしはあったかいよ」 梓 「お兄ちゃん、大好きです」 唯 「夕日……きれいだね」 ~ 終わり ~ 戻る
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梓「……れずにゃん、ですか?」 唯「だってそうじゃん! だって昨日……見たよ?」 梓「な、何をですか……?」 唯「ちゅーしてるとこ」 梓「えっ!?」 梓「あ、あの、あれは……」 唯「あれは、なに?」 梓「あのっ、唯先輩にも、そのうち言わなきゃ、って思ってまして……」 唯「あずにゃん、私は大歓迎だよ?」 梓「!!」 唯「で、あずにゃんは憂とお付き合いしてるわけ?」 梓「はい……」 唯「そっか、おめでとう!」 唯「いつ頃から?」 梓「えっと、3ヶ月……ですね」 ~~~~~ 梓「――で、話って何?」 憂「うん……えっとね、驚かないで聞いて欲しいの……」 梓「うん」 憂「あのね、私ね……」 憂「私ね、梓ちゃんのことが好きなの!」 梓「!!」 梓「それって……」 憂「……うん」 梓「――私ね、ずっと唯先輩のこと好きなんだと思ってた」 憂「私がお姉ちゃんを……」 梓「唯先輩が甘えていっても憂は嬉しそうな顔してたから」 憂「……」 梓「私さ、唯先輩のおもちゃみたいにされてるじゃん」 梓「最初はさ、それがすごい嫌だったんだ」 梓「今はもうだいぶ慣れちゃったし、どうでも良くなっちゃったけど」 梓「何で嫌だったかっていうと……」 梓「私も誰かに素直に甘えたかったの」 梓「私って、なんていうか素直じゃないじゃん」 憂「そ、そんなことないと思うよ?」 梓「いいって、お世辞は。素直じゃないところがコンプレックスなわけ」 梓「で、唯先輩みたいに誰かに抱きついたりとか甘えたりするところとか……」 梓「そういうところ、憧れてるっていうか羨ましいっていうか……」 梓「要は嫉妬だよね」 梓「だから先輩を受け入れたくなかったんだ、そのうちすごい嫌われるような事言っちゃったりしちゃいそうで……」 梓「――それでかな、憂に目が行くようになったのは」 憂「!!」 梓「最初は憂を見て勉強とかしようと思ったの」 梓「私だって唯先輩に好かれたかったから」 憂「ってことは……」 梓「最後まで聞いて、憂」 憂「……うん」 梓「もっと唯先輩に心を開いてもらうには、もっと抱きついてきてくれるためには……」 梓「他にもあるけど、とにかく唯先輩が私をもっと見て欲しかったから……」 憂「……」 梓「それで憂を見てた、っていうか観察してた」 梓「ごめんね? こんなこと言って……」 憂「ううん、大丈夫」 梓「でもいつかな、憂が持ってる芯の強さに気付いたのは」 梓「きっと他愛の無いことだったと思うんだけど」 梓「そういう憂の一面を見れてから、見る目が変わったの」 憂「!」 梓「……そのころから、憂がすごい気になりだした」 憂「!!」 梓「学校とかではクールぶってるつもりなの、これでも」 梓「ふふっ、ボロが出てきてるのは分かってるって」 梓「でも、いつかこの猫被っていない本当の私を誰かに分かって欲しかったんだ」 梓「だからさ、強い憂を見て、私のホントの顔も見て欲しいな、って」 梓「いつからか、なんとなくそう思いながら憂と一緒にいたの」 憂「……」 梓「……わがままばっかりでごめんね」 憂「ううん、そんなことないよ?」 梓「ありがと、憂」 憂「梓ちゃんはさ、あんまりわがままとか言わないよね」 憂「何となく……ホント何となくなんだけどね、梓ちゃんが無理してるっていうのが伝わってきたっていうか……」 憂「助けたい……っていうかさ、なんとなく放っていけないっていうか」 憂「お姉ちゃんもそうなんだけどさ、構ってあげたくなるっていうか……」 憂「お姉ちゃんと梓ちゃんが一緒って言ってるわけじゃないんだけど……気に障ったらごめんね」 憂「それでかな、梓ちゃんが、その……好きになったのは」 梓「……ありがと」 憂「そのわがままも聞いてあげたくなったの」 憂「……こんな言い方してごめんね」 憂「――私のわがままなのは分かってるよ……」 憂「でも……もし良かったら、私と付き合ってくれませんか……?」 梓「……ありがと。憂の気持ち、すっごい伝わった」 梓「わがままなんかじゃないよ、憂の言ってること」 梓「私だってわがままばっかりだもん、さっきから」 梓「――私も好き」 憂「!!」 梓「憂の話聞いて確信した……」 梓「私も憂が好き」 憂「えっ、あっ……」 梓「わがままばっかり言うと思う」 梓「八つ当たりとかしちゃうかも知れない」 梓「多分嫉妬深いんだよね、私」 梓「――私も憂と付き合いたいです。もっと私のわがまま聞いてくれませんか?」 ~~~~~ 梓「――とまぁ、こんな感じです」 唯「……」 梓「あの……唯先輩?」 唯「……あずにゃん」 梓「はい?」 唯「何のろけちゃってんのぉ?」 梓「あっ……///」 梓「の、のろけてないですっ!!」 唯「私はね、昨日の話をして欲しいって言ったんだけどぉ?」 梓「あっ///」 唯「まぁいいや、あずにゃんののろけも聞けたし」 梓「だ、だから///」 唯「最近憂の様子もなんだかいつもと違っててさぁ」 唯「なんだか頬杖突いてにやにやしてて」 唯「あずにゃん、すっごい愛されてるねぇ」 梓「///」 唯「あずにゃんはかわいいねぇ」 唯「……そうだったね、あずにゃんには憂がいるもんねぇ」 唯「あやうくぎゅーってするとこだったぁ」 唯「ごめんごめん、あずにゃんはぎゅーってされたい方だもんねぇ?」 梓「ニヤニヤし過ぎです……///」 唯「とにかくね、あずにゃん」 梓「はい?」 唯「憂を泣かせたら、私怒っちゃうぞぉ?」 梓「……はい!」 唯「よろしい!」 唯「んじゃ憂をこれからもよろしくおねがいしますっ」 梓「はいっ! こちらこそよろしくお願いします!」 唯「んじゃそんなところで私は帰るね」 梓「はい、お疲れ様です!」 唯「あっ、今日は私はおうちにいないほうがいい?」 梓「そんなことないです///」 おわり 戻る
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澪「梓って言うんだホントはね」 紬「だけどちっちゃいから唯ちゃんに」 唯「あーずにゃん♪」 紬「って呼ばれるんだよ」 律「可愛いね」 唯「あずにゃん」 唯「あずにゃんはね」 律「バナナが大好きホントだよ」 紬「だけどちっちゃいから唯ちゃんに」 唯「あーん♪」 紬「ってされちゃうの」 澪「恥ずかしいね」 唯「あずにゃん」 唯「あずにゃんはね」 梓「先輩方が遠くへ行っちゃうって…」 紬「ほんとだよ」 律「だけどちっちゃくても」 澪「私達のこと忘れたりしないだろ?」 梓「…先輩たちには、やっぱり私がついてないと駄目ですね」 梓「私、来年きっとN女子大に行きますから、待っててくださいね!」 唯律澪紬「楽しみだね!」 唯「あずにゃん」 終 戻る
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唯「じゃあさじゃあさ、わたしと、むぎちゃんと、澪ちゃんと律ちゃんの中では誰がいちばん好き?」 梓「なんですかそれ! レズじゃにゃいっていってるでしょ!」 唯「にゃい?」 梓「噛んでませんよ」 唯「にゃい?」 梓「…噛みましたよ!」 唯「もうーかわいいなぁあずにゃんは」 梓「決まってるじゃないですか…いちばん好きなのは…唯先輩でs」 唯「えっ…///」 梓「…///」 梓「そもそもレズっていう呼び方は、ホモと同じで差別的な意味合いがあるんですよ!」 澪「へぇ~そうなんだ。じゃあ正しくはなんていうの?」 梓「み、澪先輩!? ええと…それは…ビアン、とか…」 澪「梓はビアンなんだ?」 梓「違いますって!」 唯「レズじゃなくて、れずにゃんなんだよね~」 澪「そうか、レズじゃなくてれずにゃんなのか!」 梓「なんですか、れずにゃんって! レズでもれずにゃんでもありません!」 澪「じゃあ、私のことは、嫌い?」 梓「きっ…嫌いなんてことはありませんけど…!」 澪「じゃあ、好き?」 梓「どちらかといえば…す、好き…です…けど」 澪「そっか! 良かった!」 唯「これで3Pができるね!」 … 律「み~お~」 澪「おぅ律、どした?」 律「どしたじゃないよー、今日二人で買い物行くつってたじゃん」 澪「あっ、忘れてた!」 律「早くいかないとしまむらしまっちゃうよー」 澪「ごめん唯、梓、今日はちょっと先に帰るわ!」 律「は~や~く~」 澪「ハイハイ、今行くよ…」 … 梓「二人っきりに…なっちゃいました…ね…」 唯 梓「唯…せんぱ~い?」 唯「」 梓「先輩…?」 唯「…くぅ」 梓「寝てる…」 梓「子供みたいな寝顔…かわいい」 梓「ほっぺた柔らかそう…」 梓「…えいっ(プニプニ」 梓「…柔らかい…(プニプニ」 梓「…(プニプニ」 梓「……(プニプニプニプニプニプニプニプニ」 唯「う~ん…」 梓「(ビクッ」 唯「憂やめてぉ…」 梓「(憂って…たしか妹さん…)」 唯「すぅすぅ…」 梓「妹じゃないもん…(ツネッ」 唯「…すぅすぅ」 梓「(予想以上にほっぺたが柔らかい…ツネっても効かないみたい…)」 唯「すぅすぅ…」 梓「……(プニプニ」 唯「すぅすぅ…」 梓「(よく寝てるなぁ…)」 梓「(く、く、く、唇とか触ってみようかな…)」 梓「いやでも流石にそれは…! まずいでしょ! でへへ」 唯「ん、うーん…?」 梓「(ビクビクッ)!(こ、声出しちゃってた…!)」 唯「…すぅすぅ」 梓「(よかった…起きなかったみたい)」 梓「(指でなら…バレないよね)」 梓「(こんなチャンス…ないもんね…!)…えいやっ(ピトッ」 唯「ん、んん…」 梓「!(ドキドキ)」 唯「チュッ…チュパ…チュッ…」 梓「(…な、嘗め始めた…)」 唯「ん…チュッ…チュウチュウ…」 梓「(ど、どうしよう)」 梓「赤ん坊みたい…」 唯「…(ハムハム」 梓「んっ…」 梓「…(変な声出ちゃった)」 唯「チュッ…チュチュッ…レロ…」 梓「(やだ…なんか…変な感じ…)」 梓「(ムズムズしてきちゃった…)」 梓「(スッ」 唯「(チュポン」 梓「(うわぁ…咥えられてた指…ぬるぬるしてる…)」 梓「(咥え…られてた)…チュッ」 梓「ん…んん…(レロレロ」 梓「(唯先輩の味…)んっ…(ペロペロ」 唯「ん…寝ちゃってた…あずにゃ~ん? なにやってんの~?」 梓「!!」 梓「(お、起きた!? おしゃぶりがなくなったから目がさめちゃったの!?)」 唯「アハハ! なぁに~赤ん坊みたいに指なめちゃって。おいひい?」 梓「あっ、あ、いや! これはその…!」 唯「うわぁ、こんなに寝ちゃった。あずにゃん、今日はもう帰ろっか~」 梓「あ、は、ハイソウデスネ!///」 唯「なに慌ててるの? もぅ~あずにゃんはかわい~いなぁ~」 梓「べっ、別に慌ててなんてないです!」 唯「ねぇあずにゃん?」 梓「は、ハイ?」 唯「唇でも、よかったのに」 梓「…///!」 唯「ふふ、それはまた今度ね! さっ、か~えろ~」 梓「…唯先輩!///」 唯「…うふふ♪」 戻る
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唯「あずにゃん、なにやってるの?」 梓「お絵かきです」カキカキ 唯「何描いてるの?見せて~」 梓「だめです!」 唯「そっか、私リビングにいるからいい子にしててね」 梓「はいです」 唯「憂~、いる~?」 十分後 梓「唯先輩!見てください!」トコトコ 唯「な~に?」 梓「これ描いてみました」 唯「なにこれ?」 梓「…唯先輩です」 唯「あ、ごめんね、このヘアピンとか上手だね~」 梓「もういいです!」ぷいっ 梓「憂~、遊んで~」 憂「梓ちゃんいい子いい子」なでなで 唯「あずにゃん~一緒に遊ぼうよ~」 梓「唯先輩とは話したくないです」 憂「ふふ」なでなで 唯「拗ねてるあずにゃんも可愛いケドね」 憂「直ぐに機嫌治るよ」 唯「あずにゃ~ん、唯先輩はお部屋にいるからね~」トコトコ 梓「うるさいです!憂、たい焼き頂戴」 十分後 唯「~♪」ジャカジャカ ガチャ 梓「…」 唯(ふふ、あずにゃん覗いてる)ジャカジャカ 梓「…」 唯「あずにゃん、どうしたの?」 梓「にゃっ、忘れ物を取りにきただけです!」 唯「ふふ、そっか」 梓「なんで笑ってるんですか」 唯「あずにゃんが可愛いからだよ」 梓「ふん、そうですか」 唯「あずにゃん、こっちおいで」 梓「しかたないですね」トコトコ 唯「ほら、膝に座って」ポンポン 梓「ふぅ」ストン 唯「あ、これじゃあギー太の練習できないね」 梓「え、はい」 唯「あずにゃんはベットに座ってて」 梓「あ、あの、たい焼き分けてあげます」 唯「ありがと」 梓「ギターの練習は後でにしましょうよ」 唯「ふふ、そうだね、あずにゃんの頼みならそうするよ」 梓「別に頼んで無いですよ」 唯「たい焼き美味しいね」パクパク 梓「そうですね」もぐもぐ 唯「…あずにゃん、さっきはごめんね」 梓「別に怒ってないです」 唯「じゃあ、抱き締めてもいい?」 梓「…いいですよ」プイッ 唯「ギュー♪」 梓「~♪」 おわり 2 ※作者別